２００１年の照男さんをいろいろな角度から振り返ってみました。
２００１年馬連万馬券
| ＤＡＴＥ | コース、距離 | １着、２着（カッコ内は人気） | 通過順 | 騎手 | 馬連 | |
| １位 | １２／２３（９Ｒ） | 中山 | マンハッタンカフェ（３） | 7-8-11-10 | 蛯名 正義 | |
| 有馬記念（Ｇ１） | 芝２５００ | アメリカンボス（１３） | 3-3-2-3 | 江田 照男 | ４８６５０円 | |
| ２位 | ４／２１（３Ｒ） | 東京 | マイネルメッセージ（２） | 1-1 | 江田 照男 | |
| ３歳未勝利 | ダ１６００ | ブラボーフォンテン（１１） | 8-6 | 郷原 洋司 | ４７６００円 | |
| ３位 | ５／１９（４Ｒ） | 東京 | ミヤビアステール（１０） | 5-5-7 | 村田 一誠 | |
| ３歳未勝利 | 芝２０００ | カワキタアラシ（６） | 2-2-2 | 江田 照男 | ３３６８０円 | |
| ４位 | １２／２２（９Ｒ） | 中山 | ユキノサンロイヤル（３） | 12-6-4 | 江田 照男 | |
| 袖ヶ浦特別（１０００万下） | 芝１６００ | ケイアイチャンス（１３） | 7-11-10 | 後藤 浩輝 | ３３４５０円 | |
| ５位 | ４／８（２Ｒ） | 中山 | グランドミサイル（３） | 13-13-6-3 | 横山 賀一 | |
| ３歳未勝利 | ダ１８００ | マイネルメッセージ（９） | 1-1-1-1 | 江田 照男 | ３１９４０円 | |
| ６位 | １１／３（４Ｒ） | 東京 | マイネノエル（１０） | 5-3 | 小野 次郎 | |
| ２歳新馬 | 芝１４００ | シャコーキャンディ（７） | 12-11 | 江田 照男 | ３０７７０円 | |
| ７位 | ６／１６（３Ｒ） | 福島 | シルキーステージ（１１） | 6-8 | 石神 深一 | |
| ３歳未勝利 | 芝１２００ | ニホンカイレッド（３） | 1-1 | 江田 照男 | ２１３００円 | |
| ８位 | ５／２０（７Ｒ） | 東京 | ケイアイチャンス（２） | 1-1 | 江田 照男 | |
| ４歳以上５００万下 | 芝１６００ | セイシンビルゴ（１２） | 9-5 | 坂井 千明 | １７０４０円 | |
| ９位 | １２／８（４Ｒ） | 中山 | ミヤマガリバー（９） | 4-6-4-3 | 北村 宏司 | |
| ２歳新馬 | ダ１８００ | ステップヲフンデ（１０） | 1-1-1-1 | 江田 照男 | １６７８０円 | |
| １０位 | １０／６（６Ｒ） | 東京 | ファヴォリ（４） | 7-7-9-7 | 江田 照男 | |
| ４歳以上５００万下 | 芝１６００ | ノーザンチャンプ（８） | 5-5-8-7 | 鈴来 直人 | １６７００円 | |
| １１位 | ７／１（１１Ｒ） | 福島 | トラストファイヤー（６） | 10-9-10-11 | 田中 勝春 | |
| ラジオたんぱ賞（Ｇ３） | 芝１８００ | マイネルバンガード（８） | 5-5-3-3 | 江田 照男 | １５２１０円 | |
| １２位 | ６／２３（４Ｒ） | 福島 | ケーキカット（２） | 1-1 | 江田 照男 | |
| ３歳未勝利 | 芝１２００ | フォースエネミー（１０） | 5-2 | 古川 寛和 | １１６００円 | |
| １３位 | １０／２０（９Ｒ） | 東京 | セイコーサンデー（４） | 4-4-3-3 | 柴田 善臣 | |
| 南武特別（１０００万下） | 芝２４００ | チカラダユウキ（９） | 1-1-1-1 | 江田 照男 | １０８８０円 |
| まずは、万馬券から。穴男として有名な照男さんですが、２００１年は意外にも馬連万馬券は１３回のみ。総騎乗数は６６６回ですから、確率１．９５％。約５０レースに１回万馬券、月に１回と考えれば良いでしょうか？前年までの万馬券回数と比べると明らかに激減してます。人気が出て嬉しいやら悔しいやら（苦笑）。 傾向としては、通過順を見ると万馬券１３回のうち１０回は４コーナー３番手以内ということから、人気薄でも、うまく前で流れにのれそうな時（特に新馬、未勝利戦）は波乱の可能性があるかも。 ちなみに、ワイドで万馬券（自分が絡んで）になったレースは計４レース、単勝万馬券になったレースは１レースもありませんでした。 |
照男さんの単勝を買い続けたら？
| 誰もが１度は考えたであろう、穴男照男さんの単勝を買いつづけたらどうなるのか？これについて調べてみました。 ２００１年の総騎乗数は６６６回。そして、１着回数は６１回。この１着の単勝の金額を合計すると、３５３９０円。 ということは、回収率５３．１％・・・。なんと元のお金の約半分。意外でしたね。しかし、これについては訳があって、単勝万馬券が１度もなかったことが影響してます。ちなみに、最高単勝配当は２４７０円、４桁以上の配当もわずか８回。最近人気が出てきたので、単勝万馬券が出にくくなっていることは確か。 比較のために２０００年の場合はどうだったかというと、総騎乗数は６２２回、そして１着回数５８回の単勝配当合計は、９５３４０円。 な、なんと回収率１５３．３％。２００１年と違ってこちらは元の金額の約１．５倍。リーディング上位騎手でこの数値はかなり異常です。つまり、「実力はあるけど、人気がない騎手」という意味に（泣）。１００円ずつ買っても３３１４０円のプラス。４桁以上の配当も２００１年の約２倍の１７回、そのうち万馬券も２回と大暴れ。最高配当は２５７５０円（スプリンターズＳ）でした。 今後この数値がどう変動していくのかに注目です。 |
得意な脚質は？（２００１年の場合）
| 逃げ | 先行 | 差し | 追込 | 合計 | |
| １着（割合） | １８（２９．５％） | ２６（４２．６％） | １１（１８．０％） | ６（９．９％） | ６１ |
| ２着（割合） | ３２（４７．１％） | ２３（３３．８％） | １０（１４．７％） | ３（４．４％） | ６８ |
| ３着（割合） | １１（２６．８％） | ２２（５３．７％） | ８（１９．５％） | ０（０．０％） | ４１ |
| 照男さんの得意な（好きな）脚質はどの脚質なのか？、これについて調べてみました。通過順で判断したため、実際の値とは多少違いがあるかもしれませんがこういう結果になりました。 普段の競馬を見ていればわかるように圧倒的に逃げ、先行での連対が多いです。逆に後ろからの競馬、特に追込での連対はほとんどなし。３着に至っては０回です。まあ、普段は人気のある追込馬には乗っていないというのもありますが（人気があると追込でも多少前に行くというのも影響してるかも）。 また、２着の数がもっとも多いのは逃げ。つまり、うまく逃げていても最後差されてしまう競馬が多いという意味になります。この数を１着のほうにまわせるようになれば、さらにリーディング上位に食い込めるはずです。 照男さんの逃げレースに今後注目です。 |
２００１年人気別成績
| １着 | ２着 | ３着 | 着外 | 合計 | 騎乗率 | 勝率 | 連対率 | |
| １番人気 | １９ | １２ | ４ | ２２ | ５７ | ８．６％ | ３３．３％ | ５４．４％ |
| ２番人気 | １２ | ６ | ７ | ２５ | ５０ | ７．５％ | ２４．０％ | ３６．０％ |
| ３番人気 | １５ | １７ | ７ | ４４ | ８３ | １２．５％ | １８．１％ | ３８．６％ |
| ４番人気 | ６ | １３ | ６ | ４１ | ６６ | ９．９％ | ９．１％ | ２８．８％ |
| ５番人気 | ３ | ４ | ２ | ４２ | ５１ | ７．６％ | ５．９％ | １３．７％ |
| ６番人気 | ３ | ３ | １ | ６１ | ６８ | １０．２％ | ４．４％ | ８．８％ |
| ７番人気 | ２ | ３ | １ | ４８ | ５４ | ８．１％ | ３．７％ | ９．３％ |
| ８番人気以下 | １ | １０ | １３ | ２１３ | ２３７ | ３５．６％ | ０．４％ | ４．６％ |
| 合計 | ６１ | ６８ | ４１ | ４９６ | ６６６ | ― | ９．２％ | １９．４％ |
| 最後は人気別成績。１番人気の連対率は５４．４％となかなかの成績。穴男ですが、意外にも（？）人気になってもきちんと結果を出しています。ちなみに比較のために武豊騎手の１番人気の連対率（２００１年）を調べたところ５５．３％、全国リーディングトップになった蛯名騎手でも５６．３％で、ほとんど照男さんと変わらない数値です（押し出された１番人気に乗ることがあるにせよ）。こう考えると５４．４％は結構すごい数値なのかもしれませんね。 ただ２番人気では、３番人気時より連対率が低いです。この数値はもう少し上げたいところ。その他はほぼ問題ないですが、欲を言えば５、６番人気といった、いわゆる中穴時の成績を上昇させればさらに飛躍できるでしょう。 少し寂しいところでは、８番人気以下の勝利がわずか１回しかないところ。ちなみに前年は９回、その前の年も６回ありました。先ほども言いましたが、人気が出てきた証拠でしょうか。また、騎乗数でみると、５番人気以下の騎乗率がなんと６１．５％。つまり、５レースのうち３レースは５番人気以下ということに・・・。これでリーディングに食い込んでいるのだからかなり頑張っている方だと思います。今後は、人気馬にどれだけ乗れるか、そして人気薄での勝利をどれだけ昔のように増やすかが鍵になりそうですね。 まずは、勝率１割、連対率２割を超すことに期待です。 |
振り返ってみて
| いろいろと振り返ってみましたがいかがだったでしょうか？ まあ、振り返ったといってもレースというよりは成績を振り返っただけですが。 ２００１年はアメリカンボスでＡＪＣＣ、中山記念連勝と絶好のスタートを切り、過去勝った馬は全て後のＧ１馬という出世レース、ユニコーンＳをナスダックパワーで勝利。ダービーにも１２年目で初騎乗を果たし、見事３着に健闘。 後半は、ダイタクヤマト、アメリカンボスが不本意な成績に終わるなど残念なこともありましたが、有馬記念では、その成績から最低人気になってしまったアメリカンボスで２着に突っ込み、有馬の最高馬連を叩き出す偉業（？）を果たし、アメボスで始まり、アメボスで終わった１年と言えそうです。 Ｇ１を１つも勝てなかったのは残念ですが、２００２年はぜひアメボスでＧ１獲りを目指してほしいです。それとクラシックでも活躍できることを祈りたいですね（でも今のところ期待できる新馬が・・・）。 |